本当の販売員とは・・・・

2014-10-09

最近思うことがあり・・・・自分を見直す時間を設けようにしている。昭和生まれ、明治時代の父親に育てられた自分にとって「時間」は大切なものとなっている。先日の御嶽山の噴火から・・人の命を考えるようになったのです。自分に課せられたこの命・・・父がどんな思いで私のことを思い生きたか!そして、私が15歳の時に他界し自分の中で遺影に向かいいつも語りかえることしかできない状況に喘いでいました。

 

私が就職先に選んだ業界は、ファッション業界!その目標は「自分で買い付けたものの自分の大好きなお客様に売りたい」と独立を考えて選択。自分の伴侶にもそんな後押しをしてくれる人を考えていた。しかし、伴侶の人生の裏側に青春を奪われた家族の場所があり、バブル時代転職隣・・サラリーマン生活。その後、バブルがはじけ会社は消滅。その後、拾ってくれた企業がバーニーズニューヨーク!!!まさしく、出直しの場所であった。販売することは楽しくて楽しくたまりませんでした。毎日、毎日出会える目の前のお客様を愛しました。その気持ちが、ある日突然!!!人事異動で人材開発に!そのあとの人生は「人事一筋」。外資の早い動きの中で、自分の心が折れ始めていることに目隠しをして仕事をしていたら・・・まんまと病魔が襲いかかり・・・自分のサラリーマン人生に終止符を・・・それから10年弱の歳月が経っている。山坂もあった。人にだまされた時もあった。両親が他界し、家族の在り方を考えた。

でも、沢山の方々に助けて頂き、生きている。しかし、毎日必死にゆとりのない日々を暮してしまった。

 

そんな中、昨日自分を立ち止まってゆっくり見る時間を得られた。「完全に無為な一日、積極的に何もしない一日にもちゃんと意味がある」と言う言葉に心が動きました。今、自分が一番信じている「親友から・・・こんなメッセージももらった。「お互い持っていないことにはあこがれるものだよ。俺も羨ましいと思うことも沢山あるよ!考えすぎはいけないよ。所詮人生ケセラ・セラさ」と。。。。自宅に戻り、楽しみにしていた「街はこうして輝いた~銀座並木通り・茂登山長市郎~」をBSプレミアムで拝見した。銀座に全世界のブランド広め、私が在籍していたグッチもこの方が発掘したところから始まることになる。東京オリンピックの年、まだ銀行などが並ぶ地味な通りだった銀座並木通りに一軒の店がオープンする。そこにはヨーロッパ各地から輸入された品々が輝きを放っていた。店を開いた茂登山長市郎さんには並木通りをヨーロッパのように一流の店が並ぶ通りにしたいという夢があり、それはやがて実現する。90歳を過ぎて今も店頭に立つ茂登山さんのインタビューを中心に、茂登山さんの夢と並木通りの物語をつづった番組でした。本当に「販売」をする意味を感じました。日本人の心を大切にするべき。自分の仕事を見直す非常に貴重な番組でした。感動した朝を向かえ久しぶり寝つきの良い朝でした。私も「生涯販売員」で生きていたいです。そんな販売員の気持ちのわかる人事でいたいいです。

 

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